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簿記3級 第1問対策 — 論点別の例題と解説

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減価償却費の仕訳簿記3級 例題8問と解説

簿記3級 第1問で出る「減価償却費」の仕訳を、例題8問で確認します。各問に借方・貸方と解説を付けています。

例題8問 試験レベル 解説付き
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減価償却費とは

建物、備品、車両運搬具のような固定資産は、買った年に全額を費用にせず、使える年数(耐用年数)に分けて費用にします。この各年の費用が減価償却費です。

減価償却費は決算整理仕訳で計上します。借方に減価償却費(費用)を書きます。貸方は、間接法か直接法かで変わります。

定額法の計算式と仕訳例

簿記3級の減価償却は定額法です。1年分の減価償却費は、取得原価から残存価額を引き、耐用年数で割って求めます。残存価額がゼロなら、取得原価を耐用年数で割るだけです。

取得原価300,000円、耐用年数3年、残存価額ゼロの備品なら、1年分は100,000円です。借方に減価償却費100,000円、貸方に備品減価償却累計額100,000円を書きます。

間接法と直接法の違い

間接法は、貸方に減価償却累計額を書く方法です。備品の金額はそのまま残し、累計額という別の科目で減った分を記録します。簿記3級の試験では間接法が基本です。

直接法は、貸方に備品そのものを書いて、備品の金額を直接減らす方法です。問題文に直接法と指示があるときだけ使います。

期の途中で買った資産は月割りで計算する

期の途中で取得した固定資産は、取得した月から決算月までの月数分だけ減価償却費を計上します。1年分の減価償却費に、使った月数を12で割った割合を掛けます。

4月1日から3月31日が会計期間で、9月に取得原価600,000円、耐用年数6年の備品を買った場合、1年分は100,000円、当期分は9か月分の75,000円です。

2年目以降の減価償却費

定額法では、2年目以降も毎年同じ金額を減価償却費にします。変わるのは減価償却累計額の残高で、毎年の減価償却費が積み上がっていきます。

固定資産を売却したときの減価償却費

期の途中で固定資産を売却した場合は、期首から売却日までの減価償却費を月割りで計上します。借方に減価償却累計額と当期分の減価償却費と受け取った代金、貸方に固定資産の取得原価を書き、差額を固定資産売却益または固定資産売却損にします。

よくある間違い

  • 間接法なのに貸方に備品を書いてしまう間違いです。間接法の貸方は備品減価償却累計額です。
  • 月割りを忘れて1年分を計上してしまう間違いです。期の途中で取得した場合は、取得した月を含めて月数を数えます。
  • 取得原価ではなく帳簿価額(取得原価から累計額を引いた額)を耐用年数で割ってしまう間違いです。定額法は取得原価が基準です。

よくある質問

減価償却累計額は資産ですか、負債ですか。

減価償却累計額は、固定資産の金額を間接的に減らすための科目で、資産のマイナスとして扱います。貸借対照表では固定資産から差し引く形で表示します。

減価償却費はいつ仕訳しますか。

決算のときに決算整理仕訳として計上します。月次決算をしている会社では、1年分を12で割った金額を毎月計上します。

土地にも減価償却はありますか。

ありません。土地は使っても価値が減らないと考えるため、減価償却の対象外です。

例題8問で確認する

例題1 試験

取得原価300,000円、耐用年数5年の備品について定額法(残存価額ゼロ)で減価償却を行った。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
60,000 60,000
定額法:300,000÷5年=60,000円。減価償却費(費用↑)借方、累計額(資産控除↑)貸方。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題2 試験

取得原価1,500,000円、耐用年数8年の車両について定額法(残存価額ゼロ)で減価償却を行った。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
187,500 187,500
1,500,000÷8年=187,500円。費用(借方)、累計額(貸方)。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題3 試験

取得原価900,000円、耐用年数3年の備品について直接法で減価償却を行った(残存価額ゼロ)。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
300,000 300,000
直接法では備品(資産↓)を直接減額。900,000÷3年=300,000円。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題4 試験

月次決算。取得原価240,000円・耐用年数3年の備品の当月分減価償却費を計上する(定額法・残存価額ゼロ)。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
6,666 6,666
月次:240,000÷3年÷12か月=6,666円/月。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題5 試験

当期の10月に取得した備品(取得原価400,000円、耐用年数3年、定額法)について、当期分(10か月分)の減価償却費を計上した。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
111,110 111,110
月割計算:400,000÷3年×10/12=111,110円。
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ChatGPT Claude
例題6 試験

取得原価1,000,000円の営業車両について、定額法(耐用年数6年・残存価額ゼロ)で減価償却を行った。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
166,666 166,666
1,000,000÷6年=166,666円。費用(借方)、累計額(貸方)。
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ChatGPT Claude
例題7 試験

取得原価500,000円の備品(期首の減価償却累計額100,000円)を期中に278,334円で売却し、代金は現金で受け取った。なお売却時までの当期分減価償却費91,666円を月割で計上する。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
278,334 500,000
100,000
91,666
30,000
当期分減価償却費91,666円を計上。累計額は期首分100,000円を取り崩す。売却時の帳簿価額308,334円>売却額278,334円なので差額30,000円が固定資産売却損。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題8 試験

月次決算。取得原価360,000円・耐用年数3年の備品について当月分の減価償却費を定額法で計上した(残存価額ゼロ)。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
10,000 10,000
月次:360,000÷3年÷12か月=10,000円/月。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
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