無限仕訳
簿記3級 第1問対策 — 論点別の例題と解説

当サイトにはアフィリエイト広告が含まれます

貸倒損失の仕訳簿記3級 例題5問と解説

簿記3級 第1問で出る「貸倒損失」の仕訳を、例題5問で確認します。各問に借方・貸方と解説を付けています。

例題5問 試験レベル 解説付き
「貸倒損失」をアプリで反復練習 →

貸倒損失とは

貸倒損失は、得意先の倒産などで売掛金や受取手形が回収できなくなったとき(貸倒れ)に、回収できなくなった金額を費用にする科目です。費用なので借方に書き、貸方には消す売掛金や受取手形を書きます。

前期の債権が貸し倒れたときは貸倒引当金を先に使う

前期から残っていた売掛金が貸し倒れた場合は、前期の決算で設定した貸倒引当金を先に取り崩します。借方に貸倒引当金、貸方に売掛金を書きます。

前期発生の売掛金40,000円が貸し倒れ、貸倒引当金の残高が60,000円ある場合は、借方に貸倒引当金40,000円、貸方に売掛金40,000円を書きます。残高で足りるので貸倒損失は使いません。

貸倒引当金の残高で足りない場合は、足りない分を貸倒損失にします。売掛金80,000円が貸し倒れ、残高が48,000円の場合は、借方に貸倒引当金48,000円と貸倒損失32,000円、貸方に売掛金80,000円を書きます。

当期の債権が貸し倒れたときは全額を貸倒損失にする

当期に販売した商品の売掛金が当期中に貸し倒れた場合は、貸倒引当金の残高があっても使いません。貸倒引当金は前期末の債権に対して設定したものだからです。全額を貸倒損失にします。

当期発生の売掛金30,000円が貸し倒れ、貸倒引当金の残高が60,000円ある場合でも、借方に貸倒損失30,000円、貸方に売掛金30,000円を書きます。

受取手形が不渡りになったときの仕訳例

受取手形が不渡りになって回収不能と判断した場合も、売掛金と同じ考え方です。貸倒引当金の残高がゼロなら、借方に貸倒損失、貸方に受取手形を書きます。

貸倒損失と似た科目の違い

  • 貸倒引当金繰入は、決算で将来の貸倒れを見積もって費用にする科目です。貸倒損失は実際に貸し倒れたときの科目です。
  • 償却債権取立益は、前期以前に貸倒処理した債権が後から回収できたときの収益です。貸倒損失の反対の場面です。

よくある間違い

  • 当期発生の売掛金の貸倒れに貸倒引当金を使ってしまう間違いです。当期の債権は全額が貸倒損失です。
  • 前期の債権の貸倒れで、残高があるのに全額を貸倒損失にしてしまう間違いです。まず貸倒引当金を充て、足りない分だけ貸倒損失です。
  • 貸し倒れた売掛金を借方に書いてしまう間違いです。売掛金は消えるので貸方です。

よくある質問

前期の売掛金か当期の売掛金かはどう見分けますか。

問題文に「前期に発生した」「当期に販売した」のように書いてあります。書いていない場合は前期の債権として、貸倒引当金を先に充てます。

貸倒損失は費用ですか。

貸倒損失は費用です。回収できなくなった金額だけ会社の財産が減るので、借方に書きます。

例題5問で確認する

例題1 試験

売掛金40,000円が貸し倒れた。貸倒引当金の残高は24,000円である。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
24,000 40,000
16,000
引当金(24,000円)で充当後、超過分(16,000円)は貸倒損失(費用↑)を借方。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題2 試験

売掛金50,000円が貸し倒れた。貸倒引当金の残高はゼロである。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
50,000 50,000
引当金ゼロのため全額を貸倒損失(費用↑)借方、売掛金(資産↓)貸方。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題3 試験

受取手形30,000円が不渡りとなり、回収不能と判断した。貸倒引当金残高はゼロ。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
30,000 30,000
受取手形の貸倒れ:貸倒損失(費用↑)借方、受取手形(資産↓)貸方。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題4 試験

前期に発生した売掛金30,000円が貸し倒れた。貸倒引当金の残高は70,000円である。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
30,000 30,000
前期発生の売掛金は引当金の対象。残高70,000円で全額充当できるので、貸倒引当金(資産控除↓)借方、売掛金(資産↓)貸方。貸倒損失は使わない。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題5 試験

当期に販売した商品の売掛金80,000円が貸し倒れた。なお貸倒引当金の残高が80,000円ある。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
80,000 80,000
当期発生の売掛金は当期末の引当対象で、まだ引当金が設定されていない。引当金残高があっても使わず、全額を貸倒損失(費用↑)借方、売掛金(資産↓)貸方。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
「貸倒損失」の問題を無限に解く →

金額がランダムに変わる同じ論点の問題を、答え合わせ・解説付きで何問でも解けます。無料・登録不要。

PR