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簿記3級 第1問対策 — 論点別の例題と解説

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売掛金の仕訳簿記3級 例題10問と解説

簿記3級 第1問で出る「売掛金」の仕訳を、例題10問で確認します。各問に借方・貸方と解説を付けています。

例題10問 標準〜試験レベル 解説付き
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売掛金とは

売掛金は、商品を掛け(後払い)で販売したときに、後から代金を受け取る権利を表す科目です。お金を受け取る権利なので、資産に分類します。

売掛金が使えるのは、商品(本業で売る物)を売った場合だけです。備品や土地のような商品以外の物を売って代金が後払いになった場合は、売掛金ではなく未収入金を使います。

売掛金は借方と貸方のどっちに書くか

売掛金は資産なので、増えたら借方、減ったら貸方に書きます。

商品を掛けで販売したときは、売掛金が増えるので借方に売掛金、貸方に売上を書きます。代金を回収したときは、売掛金が減るので貸方に売掛金を書き、借方には受け取った現金や当座預金などを書きます。

売掛金を回収したときの仕訳例

回収の仕訳は、何で受け取ったかで借方の科目が変わります。貸方は常に売掛金です。

  • 現金で回収した場合は、借方に現金を書きます。
  • 得意先が振り出した小切手を受け取ってすぐ当座預金に預け入れた場合は、借方に当座預金を書きます。
  • 約束手形を受け取った場合は、借方に受取手形を書きます。
  • 現金と手形を合わせて回収した場合は、借方に現金と受取手形を金額ごとに分けて書き、貸方に売掛金の合計額を書きます。

値引きや返品を受けたときは売上を減らす

販売した後で値引きをした場合や、商品が返品された場合は、売上を取り消します。借方に売上、貸方に売掛金を書き、売掛金の残高を減らします。

売掛金が回収できないときの仕訳

得意先が倒産するなどして売掛金が回収できなくなった状態を貸倒れといいます。前期の売掛金が貸し倒れた場合は、貸倒引当金を取り崩して充て、足りない分を貸倒損失にします。当期に発生した売掛金が貸し倒れた場合は、全額を貸倒損失にします。詳しくは関連論点の貸倒損失と貸倒引当金繰入で確認できます。

年度をまたぐ売掛金と消費税の扱い

決算日に残っている売掛金は、そのまま貸借対照表の資産として次の年度に繰り越します。売掛金そのものに決算整理の仕訳はありません。決算で行うのは、売掛金の残高に対して貸倒引当金を設定することです。

消費税を税抜処理している場合は、売掛金の金額は税込の金額になります。借方に売掛金(税込)、貸方に売上(税抜)と仮受消費税を書きます。

よくある間違い

  • 商品以外の物を売ったのに売掛金を使ってしまう間違いです。備品や車両の売却代金の未収は未収入金です。
  • 同じ相手に売掛金と買掛金の両方がある場合でも、簿記3級では相殺せず、それぞれ別の取引として記録します。
  • 回収したときに貸方ではなく借方に売掛金を書いてしまう間違いです。回収は売掛金が減る取引なので貸方です。

よくある質問

売掛金と未収入金の違いは何ですか。

売掛金は商品を売った代金の未回収分、未収入金は商品以外(備品や土地など)を売った代金の未回収分です。どちらも資産ですが、何を売ったかで使い分けます。

売掛金は資産ですか、負債ですか。

売掛金は資産です。後から代金を受け取る権利だからです。反対に、代金を後から支払う義務である買掛金は負債です。

売掛金に決算整理仕訳はありますか。

売掛金そのものを修正する決算整理仕訳はありません。決算では、売掛金の期末残高に対して貸倒引当金を設定する仕訳(貸倒引当金繰入)を行います。

例題10問で確認する

例題1 標準

商品300,000円を掛けで販売した。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
300,000 300,000
代金後払いのため売掛金(資産↑)借方、売上(収益↑)貸方。
この問題をAIに質問する(問題文つきで開きます)
ChatGPT Claude
例題2 標準

売掛金60,000円を現金で回収した。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
60,000 60,000
現金回収で現金(資産↑)借方、売掛金(資産↓)貸方。
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ChatGPT Claude
例題3 標準

売掛金120,000円を同額の受取手形で回収した。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
120,000 120,000
手形受取で受取手形(資産↑)借方、売掛金(資産↓)貸方。
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例題4 試験

商品180,000円を掛けで販売し、発送費1,800円を現金で支払った。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
180,000 180,000
1,800 1,800
掛け売上は売掛金借方・売上貸方。発送費は費用(借方)、現金支払いは貸方。
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例題5 試験

前受金240,000円を受け取っていた商品を引き渡し、残額240,000円は掛けとした。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
240,000 480,000
240,000
前受金(負債↓)と売掛金(資産↑)を借方。売上全額を貸方。
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例題6 試験

商品50,000円を販売し、20,000円を現金で受け取り、残額30,000円を掛けとした。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
20,000 50,000
30,000
売上50,000円(収益)。一部現金受取・残額掛け:現金20,000円・売掛金30,000円借方。
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例題7 試験

売掛金20,000円に対し、値引き1,000円を認めた。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
1,000 1,000
売上値引き:売上(収益↓)借方、売掛金(資産↓)貸方。残高19,000円。
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ChatGPT Claude
例題8 試験

得意先より商品1個(@50,000円)の返品があり、売掛金と相殺した。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
50,000 50,000
返品は売上の取消:売上(収益↓)借方、売掛金(資産↓)貸方。1個×50,000円=50,000円。
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例題9 標準

売掛金240,000円を得意先振出の小切手で回収し、当座預金に預け入れた。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
240,000 240,000
当座預金(資産↑)借方、売掛金(資産↓)貸方。小切手を当座預金として処理。
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例題10 試験

売掛金50,000円を回収した。現金25,000円と約束手形25,000円で受け取った。

仕訳
借方 科目借方 金額貸方 科目貸方 金額
25,000 50,000
25,000
売掛金回収:現金25,000円・受取手形25,000円(各資産↑)借方、売掛金(資産↓)貸方。
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ChatGPT Claude
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